100220臨床哲学研究会

19日の進行役WS「問答法にチャレンジしよう」では、
「結婚すべきか?」という問いについて、
「はい。一人でいるよりよっぽどええから」
「いいえ。一人でいるほうが気楽だから」
という二つの答えが吟味されました。


問答が繰り返されるにつれ、
「答える人」の考えが明らかになってくる。
改めて「問答法、つかえる!」と思いました。
また、「参加者(生徒)を信じる」ことの重要性も実感しました。


20日の臨床哲学研究会は、哲学教育の実践とその意義について。
会場からでた「なぜ哲学なのか?」という問いについて、
やはり考えなければならないなと思いました。
それと関連して、p4c(philosophy for children)に関する発表で豊田さんがおしゃった
safety communityという言葉が印象的でした。
懇親会でも、inquiryとsafetyの関係がずいぶん議論になっていました。


子どもの頃、自分が抱いた疑問について、
「こんなこと誰かに言ったら、ぜったいヘンな子と思われる!」
と危機感を抱いていたわたし。
「哲学」の存在を知ったとき、どれほどほっとしたことか。
「safety」という言葉をきいて、そんなことを思い出しました。


最近「哲学すること」についていろいろ考えていたことが、
いろんなヒントをもらってだいぶクリアになってきました。
でも、まだ消化するには時間がかかりそう・・・。