セミナー「TO PEG OR NOT TO PEG?」

昨日は、中之島哲学コレージュ。
PEG(胃ろう)についてのセミナーでした。


途中から参加された方も多かったので、
正確な数字はわかりませんが、
参加者は50名ほどだったかな?
初めて参加する人が半数ほど。
医療関係者も半数ほど。


最初にPEG(胃ろう)紹介のDVDを観たあと、
患者のウェル・リビングを考える会代表の藤本啓子さんから
ポイントをしぼった説明が。


そして、
「もしあなたが口から食べられなくなったら
そしてもしそのとき意識がなかったら、
PEGを希望しますか?しませんか?」
という参加者への問いかけ。


同じDVDを観て同じ説明をきいたのに、
したいという人、したくないという人、
その理由も様々。
「生」と「食」に関する実に多様な捉え方に触れることができました。
こうした多様な考えに触れる経験が、
問題を分かち合う家族と話し合うときにも、
思い出せるといいな。



今回は「技術」というテーマのもと
PEG(胃ろう)という技術をめぐって「生」と「食」について考えましたが、
10〜11月は、まさに「生命」をテーマにプログラムを仕込んでおります。
「生」や「食」についてじっくり議論する哲学カフェもあり。
どんな展開になるのかは参加者次第。
でも、今回でたような多様な捉え方が
どこで食い違い、どこでどんなふうに関わるのか、
みなさんと探求するのがますます楽しみになりました。