哲学カフェ「クジラは食べてもよいか?」

10月の中之島哲学コレージュのテーマは「生命」。
今月名古屋で開催される生物多様性条約締結国会議(長っ!)にちなんで。
一発目の13日はクジラネタで森本さんに進行をお願いしました。
日本人だけやと意見が偏るかな?と思ったけど、なんのその。
色んな意見がでましたよ〜。


おいしいから食べたい!
種類による。絶滅するくらい数が少ないのはダメ。
知能の高い動物は食べちゃダメ。
食料難にそなえてクジラを食べる可能性も残しておくべき。
などなど。


しかし、参加者の一人が指摘してくださったように、「もしクジラを食べちゃいけない根拠をあげられるかどうか」が議論のポイントだったと思います。
しかし、実際のナマの議論は、それを超えて日本文化や食べるという行為の奥深さ、複雑さを垣間見せてくれました。


そうそう、何人かから「『食べてもよいか?』ではなく『捕ってもよいか』では?」とご意見いただきました。
迷ったんですけどね。
でも、「うまいから食べたい!」という声をきいたとき、「食べてもよいか」にしてよかったと思いました。
クジラの美味しさや思い出をしみじみ語る人がいる一方で、豊富な知識をもとにグローバルな問題について論じる人もいる。
色んな意見がきけただけでなく、様々な語り方に触れることができました。