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ちょっと間が空いてしまいました。
書こうとするたびにHatenaがフリーズしてしまったせいもあるのですが・・・。
1年半ほど前から体調管理のために生菜食中心の食事をしているのですが、この季節はなかなかキツイ。脱線しがちで体調もイマイチなので、数日間断食を試みたりしておりました。おかげで、スッキリ。
今日は、そんなときに思い出すお話をご紹介。
[books]アーノルド・ローベル「クッキー」
- 作者: アーノルド・ローベル,三木卓
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 1972/11/10
- メディア: ハードカバー
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【あらすじ】
ある日、がまくんがつくったクッキーを食べだしたら、とまらなくなったがまくんとかえるくん。「もうたべるのやめなくちゃ。びょうきになるよ」といいつつ、おいしくて、やめられません。「ぼくたちにはいしりょくがいるよ。いしりょくっていうのはね、ほんとにしたいとおもっていることをしないでがまんすることさ」とかえるくんは、クッキーを箱の中にいれます。が、「でも、はこをあければまたたべられるよ」と、がまくん。かえるくんが箱をひもでしばっても、高い棚の上においても、がまくんは「ひもをきればば」、「はしごにのぼれば」。とうとう、かえるくんは・・・。
アーノルド・ローベルの『ふたりといっしょ』という本に入っているお話。
小学校の国語の教科書でも採用されているいわゆる「がまくんとかえるくんシリーズ」のひとつです。
このシリーズ、大人になってからは大好きだけど、子どものころはあまり好きじゃなかったなぁ。
がまくんとかえるくんの絵はあんまりかわいくない(どちらかというと気持ち悪い)し、子ども心に「このふたり、バカだなぁ」と(特に、がまくん!)。
そんななか、この「クッキー」というお話だけは、唯一「バカだなぁ」と思えず。もちろん、大人になったいまも。「バカだなぁ」と思えるくらい「いしりょく」をもてる日がくればいいのだけど・・・。
そうそう、このお話、一度育児サークルの哲学カフェでも使ったことがあるんです。子どもと哲学するための素材としても使えると思います。「ほんとにしたいことをしないで我慢したほうがいいと思うのはどんなとき?」、「どうして、やめようとおもってもやめられないんだろう?」ってみんなで考えるのも楽しい。