100713 「人はなぜスポーツをみて感動するのか?」@グリグラ

7月13日はグリグラ哲学カフェでした。
参加者は5人。ま、そういうこともあるさ。


テーマは、サッカーワールドカップの話題から、
「人はなぜスポーツをみて感動するのか?」。


スポーツをみて感動したことは全員あるということでしたが、
スポーツのどこに感動するかはさまざま。
大きく分けると、

  1. 試合のプレーをみて選手の卓越した身体能力に感動する人と、
  2. プレーそのものではなくその背後にある選手の人生(人が変わる様子、意志の強さ、チームメイトの絆など)

に感動する人とがいました。


特に後者については、
「それはスポーツに感動していることになるのか?」
「人はスポーツから何を学べるか?」
「ドラマをみたときの感動とどうちがうか?」
などの点からさまざまな意見がでました。


初めてスポーツに関するテーマを扱いましたが、
一口に「スポーツをみる」といっても、
そこに何をみているのかが人それぞれ全然ちがうこと、
スポーツの予測不可能性(シナリオがないこと)に人が真実を感じていること
などがわかって面白かったです。


また、1と2について「全然見方がちがう」という意見が大半でしたが、
「人が変わる姿になぜ感動するのか?」を話しているうちに
「自分を変えること、今までにない自分になるのは難しい」という発言がでて、
「それが難しいと知ってるから感動するという点では同じだね」ということに。
その難しさを知らなければ、人は感動できないのかもしれないなと思ったりしました。




さて、次回のグリグラ哲学カフェは9月です。
8月はお休み。
子どもが夏休みで、「お母さん」たちは忙しいからね。
夏休みに参加しようと思ってた方、残念でした。
またの機会にお待ちしております。