100317中之島哲学コレージュ/哲学カフェ「対話力を鍛える/批判する」

京阪なにわ橋駅構内のアートエリアB1で開催している中之島哲学コレージュ。
3月17日(水)の哲学カフェ「対話力を鍛える/批判する」には、60名ほどの方参加されました。


今回は、哲学において重要な「批判する」ことに注目し、
進行役のお二人から、
実際の哲学カフェで「批判」を意識して用いてみようと提案とありました。
最初に「批判する」とはどういうことか説明があり、
その後、実際の哲学カフェのなかでみんなで批判することにチャレンジしました。


参考文献として紹介されていた本はこちら。

論理トレーニング101題

論理トレーニング101題


説明がより詳しいのはこっちかな。

論理トレーニング (哲学教科書シリーズ)

論理トレーニング (哲学教科書シリーズ)

新版 論理トレーニング (哲学教科書シリーズ)

新版 論理トレーニング (哲学教科書シリーズ)


この本、わたしも何年か前に読んだことがあります。
「異論」と「批判」のちがいが本当にわかりやすい。
でもこの本を読んだだけじゃ、
「批判」をどんな場面で活用したらいいのかわからない・・・。
(日常生活のなかでは「批判」しないほうがいい場面もたくさんありますよね?)


今回の哲学カフェでは、実際の議論のなかで
「これは異論かな?批判かな?」と考えてみることで、
「こういう場面でこういう批判をすると有効なんだ」
「こんな批判の仕方があったのか!」
「批判より異論のほうが有効な場合もありそう」
といった発見がありました。

こういうのって本だけでは絶対学べないので、貴重な機会だと思います。


初めての試みでしたが、いくつか変更を加えれば
進行役ワークショップとしても使えそうです。

4月の中之島哲学コレージュ

  • 4月14日(水)哲学カフェ「人にはあげられないものとは?」
  • 4月23日(金)対話セミナー:問答法にチャレンジする(2)