反応する(3)他の人に発言をうながす

だいぶ間が空いてしまった・・・。
「進行役は議論をコントロールするというより、反応する」って話の続きです。


発言者に説明を促すの場合は、
発言した本にボールを投げ返す感じだったけど、
今度は、誰かが投げこんだボールを他の人にパスする感じ。


ある発言についてより詳しく説明してほしいとき、
進行役から発言者に疑問を投げかけることもあるけど、
他の参加者に
「今の意見について、質問はありませんか?」
と呼びかけることもある。

私の場合、単なる事実の確認だったら自分で質問しちゃうけど、
特に異なる視点から主張をあぶりだしたいときは
他の参加者に質問を促すようにしてる(と思う)。


他にも、

「これには反論がありそう!」(意見の偏りを避けたいとき。意見の対立で議論を盛り上げる)

「ということですが、他の方はどうですか?」(発言者を変えたいとき)

「今の点は重要なので、他の人の意見もきいてみましょう」(論点を変えずに発言者を変えたいとき)


みんなで一緒に考えるには、
それぞれが自分の意見を言うだけでなく、
他の人の意見に対して意見を言うのも大切。
そして、それを助けるのが進行役。
特に一人の人が議論を独占するのを避けるのは、
進行役の重要な役割だと思う。


なかなか話を切り上げられない人には、
話を切り上げるタイミングをつくってあげることも必要だろう。
その場合も、その人の発言を受け取ったよと示したうえで
(それは必ずしも「理解しました」ではなく「理解できません」の場合もあるのだが)
他の人に発言の機会を移すようにしたい。


もちろんこれは「進行役はこうあらねば」という話ではなく、
「わたしだったらそうしてほしいな」という話。