痛みの表現と伝え方

今はカフェP/Sでメディカルカフェですね〜。
ちょうど始まったころかな?
テーマは「痛みの表現と伝え方」。
とっても興味あるテーマで参加したかったけど、
体の声をきいて断念。



わたしは痛みとわりと日常的におつきあいしなければならない持病を抱えてるんだけど、
その診療過程で学んだのは、
お医者さんはこの痛みを感じたことないから、
お医者さんにわかる表現、
医学の教科書に書いてあるような表現じゃないと伝わらないってこと。


同じ病気をもつ経産婦の人は
「陣痛と同じ痛み!」って言うらしいけど、
わたしは陣痛を体験したことがないので
なかなかちゃんと痛みを伝えられず苦労しました。


そして、どうもお医者さんたちは、
痛みの種類を「ちくちく」と「ずきずき」と鈍痛の3種類にわけて
診断の手がかりにしてるらしい。
それを知ってからは、なるべく
「この痛みは3つのうちのどれかな?」って考えるようにしています。
たとえ、五寸釘を打たれるような痛みだ!って思っても、
お医者さんには「ちくちく、針を刺すような痛み」と言わないと
「?」って顔をされたりね、しちゃうのでね。


痛みの強さを伝えるやり方も面白い。
「今まで感じた一番強い痛みを10として、いまの痛みはどれくらい?」
ってきかれる。
すると、たいがい0〜10のうちにおさまるんだけど、
この痛みは4かな?5かな?って迷ったり、
10を超えて11とか12とかいいたくなる日もあって。
そしたら次からどの痛みを10って考えればいいんだろう?って悩んじゃったり。


自分の痛みをそのまんま理解してもらえるわけじゃない。
でも、そんなふうに表現をちょっと相手に合わせるだけで、
「針がさすような痛みなら、この病気かな?」とか
「前より酷くなってるから薬を増やそう」とか、
「前よりマシになってるからこの治療を続けよう」とか、
治療はうまくいく。


こんなことを思い出すと、
このテーマはコミュニケーションについて考えるのにすごくいいなぁ。
メディカルカフェではどんな話がでるのか。
あとで報告きくの、楽しみです。