100521 セミナー「臓器移植法改正ー何が変わるの?」

5月21日(金)の中之島哲学コレージュでは、
セミナー「臓器移植法ー何が変わるの?」を開催しました。
55人ほどの方が参加。
熱心なやりとりをみて、通りすがりに足をとめ飛び入り参加される方もちらほら。

7月に施行される新しい法律では、
「提供しない」と意思表示がなくて
家族の同意があればドナーとして扱われること。
15歳以上であれば、誰でもドナーの候補になること。


今日のセミナーは知らないことが多くて、驚くことばかり。


今日、会場から意見がでたように
15歳以上の子どもへの教育を徹底すること、
またそれ以上に家族と話し合ったり、
自分の意志やドナーカードの在処を伝えておくことが
大事だなぁと思いました。


臓器が提供されたあとに
「提供しません」なんて書かれたカードがでてきたら、
家族もショックだろうしね。
提供する場合も、臓器はナマモノ。
一刻を争う事態だから、
意思表示は明確にしておいたほうが助かるでしょうね。


実はわたし、以前は「提供しない」に○をつけたドナーカードをもっていました。
一卵性双生児の片割れとしてうまれた私。
姉の分身として扱われることも多く、
誰かのスペアみたいに扱われるのがすごくイヤだったんです。
でも、家族の誰にもそのことを伝えておらず、反省。
しかも持ち歩いてたらボロボロになったので捨てちゃったし。


でもなぁ、その一方で、
臓器を提供する/しないを自分で決めるのも
なんだかヘンな気分なんです。
それって、「私の体は私のもの」ってことなのかな?

セミナーをききながら、4月の哲学カフェででた
「自分で所有していないものはあげられない」
という意見を思い出したりしていました。


今回のセミナーできいた「臓器の自給自足」なんてフレーズも
とても不思議な感じがします。


7月まで、もうちょっと悩みそう。
ちょっと家族(予定)とも話し合ってみよう。



さて、4−5月は「贈与」をテーマにプログラムをお届けしてきた中之島哲学コレージュ。
6−7月はテーマ一新。「希望をさがす」でお届けします。
詳しくはコチラをご覧ください。


また明日はグリグラ哲学カフェ
午前中開催なので、寝坊しないように気をつけなきゃ。
お時間のあるかたは、気軽にお越しください。